七咲楓花さんに乳首クリップ引っ張り外し責め/拷問倶楽部

【作品名】拷問倶楽部
【出演女優】七咲楓花
【監督】奈加あきら
【メーカー】アタッカーズ
【レーベル】蛇縛
【販売年月】2013年4月

第3期蛇縛レーベルについて

ドラマ仕立てで映像技術の質や出演女優の質にもこだわりつつ、攻撃的で過激な陵辱・背徳的な作品を売りにするAVメーカー「アタッカーズ」において、ハードSM作品を扱うレーベルが「蛇縛」であり1997年12月に最初の作品がリリースされてから、現在までに280本を超える作品がリリースされてきました。

本サイトの以前の記事「蛇縛の淫麗コクピット 持田薫」において、管理人は、アタッカーズの「蛇縛」レーベルの歴史を3つの時期に区分していることを紹介しました。そして、前回の記事までに第1期蛇縛レーベルの作品を13本、第2期蛇縛レーベルの作品を14本紹介してきました。

そしていよいよ今回からは、第3期蛇縛レーベルの作品の紹介に入ります。(後述しますが、実際には、すでに第3期蛇縛レーベルの作品のいくつかは本サイトで紹介済みです。)第3期蛇縛レーベルについて解説する触れる前に、第1期と第2期の特徴について振り返っておきましょう。

第1期蛇縛レーベルとは、2003年前半までの時期に販売された作品で、メーカーの商品番号で1作目から55~60作目ぐらいまでの作品が該当します。この時期は、映像媒体がVHSからDVDへの転換期にあたり、従来の「ビデ倫」所属の大手メーカーの牙城に対し、新興のインディーズメーカーが、価格面や過激さ、モザイクの薄さで勝負を挑み、AV業界全体の業界地図が大きく塗り替えられつつあった時期です。

SMビデオ業界はといえば、80年代から90年代半ばまで、アートビデオとシネマジックの2強による寡占が続いてきましたが、蛇縛レーベルとほぼ同じ時期に、奇譚クラブ(hmpのレーベル)や中嶋興業が新規参入し、にわかに活気づいていました。

ただ、この時期は、AVシーンにおいてイラマチオや電マ責め、連続アクメ(イカセ地獄)、三穴同時責めなどの概念は未確立であり、今から振り返ってみると第1期蛇縛レーベルの作品は牧歌的な印象がぬぐえません。

それに対し、2003年後半から2010年頃までの第2期蛇縛レーベルは、一本鞭で女優を痛めつけて悲鳴をあげさせ気絶させる、女優に蹴る・殴るなどの暴行を加える、針などで皮膚を刺すなど過度に暴力的で猟奇的な作品が続々とリリースされました。

ちょうどこの時期には、ベイビーエンターテイメントが誕生するとともに、プレステージがMADレーベル、ワンズファクトリーがCOREレーベルを創設し、ドグマ、ムーディーズ、ソフトオンデマンドなどのメーカーも、出演女優の精神的・肉体的な負担が極めて大きい、過酷で過激なハードコア作品を競うように制作していました。そして、視聴者の要求水準が益々高まり、メーカー間の競争も一層激化し、狂乱の度合いがどんどんエスカレートしていった時期です。

このような中、アタッカーズは2009年から2011年にかけて蛇縛レーベルの軌道修正を図り、バイオレンス路線から決別します。この3年間の蛇縛では、SMとは見なせないような作品、あるいは脱糞を掲げた作品のリリースが相次ぎ、レーベルの軸足が定まらず迷走していました。2010年には蛇縛レーベルの販売本数は3本のみで、このままレーベルを店じまいするのではないかと感じられました。

いずれにしても、アタッカーズにとってこの3年間は、苦悩を伴う試練の過渡期だったはずです。この過渡期を経て、2011~2012年以降、再び蛇縛レーベルが復興します。バイオレンス路線から決別した後、現在に至るまでの蛇縛作品のことを管理人は第3期蛇縛レーベルと呼んでいます。

第3期レーベルでは、麻縄、鞭、蝋燭のいわゆる伝統的なSM小道具3点セットで女優を調教する古典的・正統的な緊縛SMに回帰しました。作品によっては、アナル責めや浣腸、あるいは洗濯ばさみ・クリップ責めを包含した作品も見られます。第3期蛇縛レーベルでは、一本鞭は基本的には用いられませんが、比較的激しくバラ鞭で女優を叩きつける苦痛系の作品がある一方で、とりあえず緊縛はするもののSM調教の要素が低い作品も見られます。

第1期や第2期には、もっぱら緊縛・調教シーンのみで、絡みのシーンが全くない作品も少なくなかったですが、第3期蛇縛レーベルの多くの作品では、1本の作品中に複数回の性交シーンが見られます。また、時代のトレンドであるイラマチオや電マ責め、連続アクメ(イカセ地獄)なども第3期では主要プレイとして重視されています。

ところで、第1期には速水健二、第2期には乱田舞といった象徴的・代表的な緊縛調教師が存在しましたが、第3期蛇縛レーベルでは、特定の名物縄師や看板監督は存在せず、奈加あきら、魁、TAIZO、朝霧浄、芳賀栄太郎、桜吹雪(桜井ちんたろう)氏をはじめとする様々な監督や緊縛師が、作品を手がけてきました。最近の蛇縛レーベルでは、薄刃紫翠氏や神納花さんが監督を務める作品が目立ちます。

本サイトではすでに、過去3年間にリリースされた第3期蛇縛レーベルの作品を10本紹介してきました。具体的には、有坂深雪さんから妃月るい嬢までの作品です。今回からは、それ以前の時期に販売された第3期蛇縛レーベルの作品の中で、乳房責めが充実している作品を紹介していきます。

ドM女優・七咲楓花(樹花凜)さんへの調教

ずいぶんと前置きが長くなりましたが、作品の紹介に移りましょう。今回紹介する作品の主演女優は、七咲楓花さんです。七咲さんは1988年生まれで、2007年にAV女優としてデビューします。デビュー当初は、ソフトな作品への出演が中心でしたが、2009年にはドグマの専属女優となり、TOHJIRO軍団の看板女優として、ゲロマチオから飲尿、スカトロ、それにフィストファックなど、ありとあらゆる変態プレイを難なくこなしていき、ドM女優として不動の地位を確立します。

2013年には所属事務所を移籍し、「樹花凜」に名義変更しますが、名前を変えた後も、中嶋興業の「限界調教」シリーズの大取りをつとめるなど、ハードな緊縛調教モノへの出演を続け、2016年に引退しました。

今回紹介する蛇縛レーベルの「拷問倶楽部 七咲楓花」は、七咲さんが事務所を移籍し樹花凜に改名する直前に制作された作品で、緊縛師の奈加あきら氏が、自ら監督を務め、桜井ちんたろう氏とコンビを組んで、七咲さんに様々な拷問調教を行います。

ドグマ作品での七咲楓花さんの変態プレイを見慣れたファンや、第2期蛇縛レーベルの過度に暴力的な作品を見続けてきた視聴者には、各プレイで抑制のきいた責めが展開される本作品には、物足りなさを感じたかも知れません。ただ管理人は、本作品は、バイオレンス路線からの決別後の蛇縛の基軸であり第3期蛇縛レーベルの代表作の一つと勝手に評価しています。

作品の30分から50分頃にかけての20分間、木材で組み立てられた拘束台に、まんぐり返しの姿勢で、七咲さんは四肢を鎖で拘束され、両乳首には木製洗濯バサミが取り付けられた状態で、ローターや電マ、極太バイブ、手マンなどでクリトリスや膣内を延々と刺激され続けます。アクメの連続で絶頂に達したところで、両乳首に取り付けられた洗濯バサミが、紐を引っ張って一気に外されます。快楽と苦痛の拷問に、七咲さんの目元からは涙がこぼれます。

なお、作品のラストシーンでは、抱え膝の状態で逆さ吊りされ、鞭打ちが行われます。ただし、鞭打ちの対象は尻や背中ばかりで、残念ながら乳房には鞭は打ち付けられません。

第1期蛇縛レーベルの解説はこちら

第2期蛇縛レーベルの解説はこちら

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