【作品名】溜池ゴロー&有頂天の[僕だけのペット]シリーズ ナースペット 中山りお
【主演女優】中山りお
【監督】溜池ゴロー
【企画・構成】有頂天
【メーカー】溜池オフィス
【レーベル】おねえさんズ
【販売年月】2007年10月
溜池ゴロー&有頂天による【僕だけのペット】シリーズについて
まずは、今回取り上げる作品の公式作品紹介を引用します。
ついに本家本元・溜池ゴロー&有頂天による【僕だけのペット】シリーズが‘おねえさんズ’で完全復活!第1弾は麗しの『ナースペット・中山りお』。りおは僕だけの何でも言いなりのペット。病院内の廊下で強●フェラ、羞恥制服で病室に…等々、羞恥凌●メニュー満載!伝説的全編主観作品の原点が待望の再始動!
この作品紹介の後半部分で、どのような内容の作品であるのか理解できると思いますが、前半の「ついに本家本元・溜池ゴロー&有頂天による【僕だけのペット】シリーズが‘おねえさんズ’で完全復活!」という記載について補足します。
すでに本サイトでは何度も紹介してきましたが、2000年代前半には、ソフトオンデマンド、ドグマ、KMP、ムーディーズの各メーカーから、AV監督の溜池ゴロー氏とAV脚本家の有頂天氏が制作し、「ペット」の語がタイトルに冠された作品が相次いでリリースされました。
溜池ゴロー&有頂天コンビによるこれらペット・シリーズは、ペットたる出演女優の主人(飼い主)である出演男優の「僕」の視点で撮影され、臨場感が重視され、コトに及び男優が映り込まない「主観ドラマ凌辱AV」の嚆矢として、よく知られています。
溜池ゴロー&有頂天コンビの作風をパックって、他のメーカーや監督により、ペットの語をタイトルに用いたり、完全主観を謳う作品も相次ぎましたが、所詮二番煎じは元祖の劣化版に過ぎません。ともかく、ペット・シリーズの本家本元が、溜池ゴロー&有頂天コンビであることに相違ありません。
上述のとおり、ペット・シリーズは、主観作品の先駆けとして一般的に認知されていますが、主観作品というカテゴリーには全く関心のない管理人としては、苦痛を伴う乳房責めが充実している点に瞠目し、ペット・シリーズを高く評価してきました。
溜池ゴロー氏が創設したAVメーカー「溜池オフィス」
さて、AV男優兼AV監督の溜池ゴロー氏は、当初は、ソフトオンデマンド、ドグマ、KMP、ムーディーズなどのメーカーの作品においてAV男優として出演したり、監督を務めていましたが、2006年にムーディーズから独立し、「溜池オフィス」というAVメーカーを創設しました。もっともメーカー創設と言えども、ムーディーズも溜池オフィスもいずれもWILLの内部部署であるので、完全独立したメーカーというよりもレーベルに近い位置づけです。
なお、アダルトビデオの制作・著作・販売を行うAVメーカーとしての「溜池オフィス」は、「溜池ゴロー」とメーカー名が表記されることが一般的です。しかし、「溜池ゴロー」がメーカーを指すのか、それとも男優・監督であるゴロー氏個人のことを表しているのか混乱のもとになるので、本サイトではメーカー名としては「溜池オフィス」を用います。
溜池オフィスは、「最高のキャスティングと高品質ドラマでおくるS級熟女メーカー!」を標榜しています。実際、現在の溜池オフィスの作品は、出演者は「綺麗なお姉さん」ばかりで、同じくS級熟女メーカーを標榜する「マドンナ」の作品と似通った作品が日々量産されています。けれども、溜池オフィスが2006年に誕生した当初の作品では、美形の「綺麗なお姉さん」は稀で、どこにでもいる普通のおばちゃんのような、外見偏差値が並クラスの女性の出演が目立ちました。中には、「豊満熟女」と銘打つ「ぽっちゃり・ぶす・ばばあ」の出演作も存在しました。
従来、アダルトビデオのユーザ達は、若くて美人あるいは可愛い女優をもっぱら好むので、ルックスが特段秀でている訳ではない30代以降の年増のおばちゃんは、AV市場では市場価値はないものと考えられきました。ところがどっこい、実は、近所のおばちゃんのような並のルックスの熟女好みのAVファンも一定数存在し、熟女ものは潜在的には大きな市場であることが、溜池オフィスの成長によって裏付けられたのです。
とはいえ、最初期には、おばちゃんばかりが出演していた溜池オフィスですが、徐々に綺麗なお姉さん路線に徐々にシフトし、2013年頃以降は、おばちゃんの出演作品はほぼ消滅しました。そして、溜池オフィスにおいて綺麗なお姉さん路線の出発点になったシリーズ(レーベル)が「おねえさんズ」です。
「おねえさんズ」レーベルでは、2007年から2008年にかけて30作品が制作されたようですが、比較的メジャーでそこそこのルックスのキカタン女優の出演作と、外見偏差値にやや難あるおばちゃんをメイクで誤魔化して美熟女と称して出演させた作品が混在していましたが、ともあれ「ナースペット 中山りお」は、この「おねえさんズ」レーベルの10作目に位置づけれています。
要領を得ない説明をダラダラと書いてきましたが、以上が公式作品紹介における「ついに本家本元・溜池ゴロー&有頂天による【僕だけのペット】シリーズが‘おねえさんズ’で完全復活!」という記載についての補足説明でした。
溜池ゴロー&有頂天コンビによる溜池オフィス初期作品での乳房責め
中山りお嬢の出生年は1978年と1980年の両説がありますが、2003年から2007年にかけてAV女優として活躍しました。公称サイズは身長157㎝、Dカップで、スリーサイズは86-58-84です。
りお嬢はいわゆる「企画女優」であり、大半が共演作やオムニバス作品への出演であり、単体出演作はほとんどありません。「ナースペット」は、中山りお嬢の数少ない単体出演作の1つで、ピンクのナース服姿で病棟でやられちゃう作品です。
本作品においても、溜池ゴロー&有頂天コンビのペット作品の定番であるワイヤレス・リモコン・ローター刺激や、乳房平手打ち、乳首をタコ糸で結び女優自身が糸を咥えて引っ張る苦痛責めなどが行われました。乳房平手打ちは50発ほど浴びせられましたが、手加減されており強打ではありません。
ところで、本作品の公式作品紹介では、溜池ゴロー&有頂天による【僕だけのペット】シリーズが完全復活した旨が記されていましたが、溜池オフィスの初期作品の中で、溜池ゴロー&有頂天コンビによる作品は、中山りお嬢の作品以外には、川島ちえみ嬢の「麗しのナース」だけしか見当たりません。残念ながら、川島ちえみ嬢の作品では、溜池ゴロー&有頂天氏を特徴付ける乳房平手打ちシーンは存在しません。
のちに、2012年から2015年にかけては、溜池ゴロー&有頂天コンビが復活し、「僕だけの巨乳女教師ペット」シリーズを10本ほど制作しています。けれども、2000年代の溜池ゴロー&有頂天コンビの作品と比べると乳房責めは大幅に劣化していると言わざるを得ません。
ちなみに、2006年から2008年頃の時期には、従前、脚本家として黒子に徹してきた有頂天氏自身が監督を勤め、溜池オフィスから乳房苦痛責めに徹底的にこだわりを見せる作品を相次いで制作していました(次回から集中的に紹介します)。なので当時、溜池ゴロー氏と有頂天氏には、コンビでペットシリーズの作品を制作する余力がなかったのかも知れません。
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