【作品名】蛇縛の家畜流産2
【出演女優】姫咲しゅり
【監督】海山公秀
【メーカー】アタッカーズ
【レーベル】蛇縛
【販売年月】2004年5月
姫咲しゅり嬢は1984年生まれで、2003年に「第一回AVスター誕生」で優勝し、アウダースジャパンの2代目専属女優としてAVデビューしました。翌年にはキカタン女優となり、痴女やレズものを中心とした作品に数多く出演し、2006年に引退しました。
「アタッカーズ×姫咲しゅり」といえば、なぎら健造監督×後手縛り脚本による監禁凌辱ドラマシリーズ「奴隷島」(龍縛レーベル)の記念すべき第1作目における名演技が余りにも有名ですが、今回紹介するのはこちらではなく、蛇縛レーベルのSM作品です。姫咲さんは緊縛SM系の出演作品は数少なく、その意味でも今回取り上げる作品は彼女の作品の中では異色です。
作品紹介には、次のように記載されています。
我侭に育った令嬢のしゅりは、自分の美貌と財力があればどんな事でも叶うと信じている。そんな彼女が初めて恋したのは姫咲家の使用人・乱田。ある日しゅりは、未亡人である彼女の継母が乱田の子を身篭った事を知る。…憎悪に満ちたしゅりが執った行動とは?
確かに、「第一回AVスター誕生」という企画で優勝するだけあってルックス抜群のしゅり嬢ですが、本作品の演技では「わがままに育った令嬢」という設定には違和感があります。使用人役の緊縛師・乱田舞氏に対し、気の強いヤンキー(不良)娘の様相でツバを吐きかけたり、激しい拷問責めに対し、薬漬けでラリッたような形相でヤンキー言葉を繰り返し発しながら抵抗する様子は、とても令嬢には見えません。演技力の高さとしては見事ですが。
本作品以外は、綺麗なお姉さん痴女を演じていることが多かっですが、言動がヤンキーそのものの本作品とでは、どちらが素の姫咲さんなのでしょうか。その答えが気になる人は、ドグマの「拘束椅子トランス 姫咲しゅり」の冒頭インタビューにヒントがあります。
ちなみに、「蛇縛の家畜流産2」では服で隠されていましたが、ドグマの作品では姫咲さんの左腕に弥勒菩薩の絵柄の刺青が目立ちます。他の作品でも、綺麗なお姉さん系のイメージを保つためか、ファンデーションを塗るなどして刺青は隠されていました。
「蛇縛の家畜流産2」においても、乱田舞氏による一本鞭責めをはじめとするハードな拷問折檻が炸裂しますが、本作品の珠玉は、「大量クリップ引っ張り外し」責めが見られるころです。
三角木馬に跨った姿勢での、紐を通してつないだ数十個の木製洗濯バサミで、しゅり嬢の胸部や腹部を順々に挟みつけていき、最後は一気に紐を強く引っ張り、洗濯バサミを荒っぽく剥がされました。
このシーンの直前までは、ヤンキー口調で声を張り上げ乱田氏を睨みつけて抵抗していたしゅり嬢ですが、洗濯バサミ責めシーンが始まってからは、痛さと恐怖心から声を張り上げる気力を失い、終始号泣していました。
三角木馬&大量クリップ引っ張り外し責めは、一時期、海山公秀監督と緊縛師・奈加あきら氏のコンビで手がけるSM作品の定番でしたが、乱田舞氏が出演する作品でこの責めが行われたのは管理人が知る限り、本作品だけです。
そして、奈加あきら氏の作品では、乳房責めシーンでは必ず口の周囲を手拭いで覆ったり、管理人の嫌いな猿轡・口枷など余計な装飾をしているのに対し、姫咲しゅりさんが大量クリップ引っ張り外し責めされる本作品は、当該責めの際に顔面に無駄な器具が取り付けられていない点でも、非常に素晴らしいです。
もし、本作品以外で、乱田舞氏が三角木馬&大量クリップ引っ張り外し責めを行う作品をご存じの読者の方がいらっしゃれば、情報提供いただければ幸いです。
第2期蛇縛レーベルの解説はこちら
第1期蛇縛レーベルの解説はこちら
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