
【作品名】赤い性欲 桃井望
【主演女優】桃井望
【監督】TOHJIRO
【メーカー】ドグマ
【販売年月】2002年10月
【品番】DDT-047
AVメーカー「ドグマ」の作品を計70本ほど、同社創業以来こんにちまで時系列に沿って一気に紹介する連載企画を始めていますが、今回は4本目になります。
アブノーマルHを売りにした「赤い性欲」シリーズ
今回の作品について取り上げるにあたって、回り道になりますが、まずは作品名である「赤い性欲」について解説しておきます。
2001年にドグマが設立されて間もないころ、ドグマ総帥であるTOHJIRO監督は、「青い性欲」「白い性欲」「赤い性欲」の3つのシリーズの作品群を立て続けに世に放ち、それらのアブノーマル性が社会に大きな衝撃を与えました。
3つのシリーズの中で、最もノーマルなのが「青い性欲」シリーズで、TOHJIRO監督自身がAV男優を兼ねて出演し、わりと常識的な内容のハメ撮り撮影を行っていましたが、出演者たちは18歳未満と間違われるような童顔の若手女優を投入し、セーラー服や体操服・ブルマを着せできる限り幼っぽくメイクし、あられもない恰好で淫らにさせるコンセプトでした。
次いで、「白い性欲」は、大人数の汁男優を動員して、スクール水着姿の童顔女優達に次から次へと精子をぶっかけたり、ごっくん飲ませたりと、顔面射精や口内射精のオンパレードで、ザーメンマニア向けのアブノーマル性が濃厚なシリーズでした。
そして、「赤い性欲」は、「赤い色は少女達を変態にする」をキャッチフレーズに、狂気のアブノーマルHが基本コンセプトのシリーズです。青い性欲と同様TOHJIRO監督自身出演していますが、言葉責め、ビンタ、スパンキング、黒紐を用いた緊縛拘束、アナル調教など、猟奇性・凌辱的要素の高い数々のプレイが展開されていました。ちなみに、ウェット&メッシー(WAM)のフェチ向けに、女優の体中にいちごジャムを塗りまくるシーンも「赤い性欲」の各作品に盛り込まれていましたが、この手のフェチに嗜好を持たない自分にとっては、これの何が楽しいのか意味不明でかえってストレスフルなシーンが長尺に及んでいました。
ともあれ、AV産業において、ありとあらゆる変態プレイが当たり前のように氾濫している現在の判断基準で、「白い性欲」や「赤い性欲」を見たとしても、突出したアブノーマル性を感じにくいかもしれません。だけど、2000年代初頭において、これらの作品はかなりショッキングなもので、出演に同意する女優さんの数もごく限られていました。
実際、「白い性欲」はロングセラー化し計20本以上の作品が制作されましたが、「赤い性欲」は、堤さやか嬢、笠木忍嬢、桃井望さんの3名の作品だけで、打ち止めとなりました。このような作品を受容する素地というか耐性が当時はまだ社会に醸成されておらず、ニーズが低かったのでしょう。さらに、いちごジャムを塗りまくるウェット&メッシーは一般受けしなかったのではないでしょうか。変態監督たるTOHJIRO監督にとっては、自身が本領を発揮し、鳴り物入りで制作した「赤い性欲」がヒットせず、当時ショックだったのではないかと思われます。
なお、「青い性欲」「白い性欲」「赤い性欲」3シリーズを制覇した堤さやか嬢、笠木忍嬢、桃井望さんの3名については、「トリコロールベスト[青 白 赤]」というタイトルの総集編もリリースされています。言わずもがなですが、トリコロールとは、フランス国旗の自由・平等・博愛のパロディーで、初々しさ(青)、ザーメン(白)、情熱的で変態性欲(赤)の3点セットを表象しています。

桃井望さんのトリコロールベスト(総集編)
「赤い性欲」シリーズにおける乳房苦痛責めシーン
本ブログの主題であるところの乳房責めという観点では、堤さやか嬢や笠木忍嬢が出演する「赤い性欲」作品においては、乳房平手打ちなどオッパイへの苦痛責めを伴うプレイは皆無でした。しいて言えば、両乳首をクリップでつまみ、紐で引っ張るシーンがありましたが、残念ながら強引な引っ張り外し責めは行われず、監督が丁寧に指でクリップを外していたので、本ブログで取り上げる乳房責めの基準を満たしていません。
この点、桃井望さんの出演作においては、望さんが別途の上に仰向きに横たわって、ピンクローターで自慰をしているシーンにおいて、TOHJIRO監督から両足を叩かれ、「痛くない。あ~ん、気持ちいい」と望さんが返答するや、監督の平手が今度は、望さんの乳房に計16発ほど打ち付けられました。監督にぶたれた乳房は薄っすらとピンクに染まりますが、「望。オッパイぶたれた後、こうやって(乳首を)触られてどうだ?」との質問に、望さんは「優しい。優しくて気持ちい」とあんあん嬌声で応じながら、長時間自慰を続けました。
作品販売2日後に落命した桃井望さん
桃井望さんについては、さらにショッキングなことがあります。本記事のタイトルにあるとおり、桃井さんは早逝してしまったのです。AVに脳内汚染されちゃっていると、「早逝」という文字を見て「早漏」の類語ではないか、「早くオルガズムに達すること」かと勘違いする人がいるかも知れませんが、全く違います。「早逝」とは若くして死亡することです。今回紹介している「赤い性欲 桃井望」のDVDの販売日は2002年10月10日でしたが、なんとその2日後に、彼女は焼死体で発見されたのです。桃井さんは1978年9月生まれで、享年25歳でした。
桃井さんがスカウトされてデビューしたのは2001年のことで、ロリ系美少女として人気を博し、同じくロリ系AV女優である長瀬愛、堤さやか、樹若菜さんとアイドルユニット「MINX」を結成して活動したりしていました。他方で、監禁・拘束・凌辱系のハードな作品への出演を重ねており、メンタルが崩壊して自殺したのではないか、悪いプロダクションに唆され強制出演を重ねていることを苦にした自死ではないか、素行の悪い男友達のトラブルに巻き込まれて殺されたのではないか、といった様々な噂が当時駆け巡りました。
ちなみに、桃井さんの遺体のそばには知人男性の遺体もあり、桃井さんの死因について、当該男性による無理心中と殺人の両方から捜査されました。結局、警察は死因を「無理心中(男性の自殺)」と断定しましたが、男性の遺族が提訴した民事訴訟では「第三者による他殺」と認定されており、真相は闇の中です。
余談ですが、管理人の友人に、若くして死亡したAV女優(多くは自殺)をオカズにしてマスターベーションするのが最高に快感だと得意げに話すヤカラがいます。一種の「ネクロフィリア (necrophilia・死体愛好)」であって、性的倒錯(パラフィリア)の一類型なのかも知れませんが、おそらく、故・桃井さんも彼のオカズ群の一人なのでしょう。彼のようなネクロフィリア諸氏におかれては、前述の「トリコロールベスト[青 白 赤]」もお勧めです。





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