【作品名】拷問倶楽部
【出演女優】結城みさ
【監督】奈加あきら
【メーカー】アタッカーズ
【レーベル】蛇縛
【販売年月】2014年7月
(本作品は、管理人が「第3期蛇縛レーベル」と呼ぶところの作品の一つです)
緊縛師・奈加あきら氏について
今回紹介する作品は、前回紹介した「拷問倶楽部 七咲楓花」の1年後にアタッカーズの蛇縛レーベルからリリースされた作品で、七咲さんの作品と同様、縄師の奈加あきら氏が、自ら監督を務め、七咲さんの作品と同一のスタジオで同じ拘束器具を用いて撮影が行われています。
ここで本作品の監督兼緊縛調教師の奈加あきら氏について紹介しておきましょう。奈加あきら氏は、平成時代のSMシーンをリードしてきた大御所の緊縛師で、1985年頃AV業界に足を踏み入れた後、昭和のSM巨匠・濡木痴夢男氏のもとで緊縛の経験を積んだようです。1990年前後の時期のシネマジックの作品では、全身に派手に掘られた刺青を晒しながら、奈加あきら氏が女優と本番行為をしている作品を時々見かけました。
けれども、90年代後半以降は、奈加氏は緊縛調教に徹するようになり、AVの中で、自らが男優としてカラミを担当することはなくなりました。余談ながら、同業の速水健二氏も、若い頃は、AV男優として女優にインサートしていましたが、いつからともなく自身は緊縛調教に徹するようになりました。プロの緊縛調教師として女性を日々緊縛していると、緊縛された女性に性欲を感じなくなのるかも知れませんね。
ともあれ、奈加あきら氏は、アートビデオやシネマジック、ドグマ、溜池ゴロー、大洋図書などのメーカーの数多くのSM緊縛ビデオ作品において、緊縛調教役を担ってきました。調教師として鞭打ち、浣腸など女優を調教するシーンで作品中に奈加氏が登場することが多いですが、もっぱら裏方の緊縛担当に徹して、ビデオ映像の中には登場しないこともありました。
そんな奈加氏がアタッカーズ・蛇縛レーベルでは、自ら監督として、SM作品をいくつか手がけています。その具体例が、七咲楓花さんや結城みさ嬢が出演する「拷問倶楽部」であり、夕樹舞子さんらが出演する「緊縛秘画報」シリーズです。
ちなみに、奈加あきら氏が緊縛を手がける作品は、古風というか、和のテイストのものが目立ちます。奈加氏に限らないかも知れませんが、濡木痴夢男や団鬼六、明智伝鬼氏以来の伝統として、日本のSM作品では、日本家屋・畳部屋において、フンドシ、着物姿の女優を緊縛するレトロ風味の作品が少なくありません。
アタッカーズでは、くノ一を凌辱する作品群がある一方で、着物・フンドシ姿の純和風SM作品を避けてきたような印象を受けますが、奈加監督が手がけた「緊縛秘画報」シリーズは、アタッカーズには珍しく和のテイストの作風です。それとは対称的に「拷問倶楽部」は、コンクリート塀の西洋の牢獄風の拷問部屋をセットして撮影されていました。
結城みさ嬢への奈加あきら氏による調教
さて、今回の作品の主演女優の結城みさ嬢について簡単に紹介しておきます。結城みささんについての情報は限られていますが、1979年生まれとの説があります。AVデビューしたのは2010年、30歳のときであり、2013年に引退しています。
熟女系AV女優として活躍し、デビュー当初は母乳を出すことができたことから、母乳搾乳系の作品にいくつか出演しています。結城さんの本格SM緊縛作品への出演数は限られますが、ドグマの「熟・縄肉奴隷」「縄・女囚拷問」などの作品に出演し緊縛調教を受けています。
ドグマの両作品の監督はTOHJIROですが、奈加あきら氏が緊縛調教を担当しており、その縁で、結城みさ嬢は蛇縛レーベルの「拷問倶楽部」に出演することになったのでしょう。
「拷問倶楽部」では結城さんに対し、ギロチン拘束でのイラマ&ファック責め、白州責めなどの拷問を次々と課せられていきます。本作品での乳房責めとしては、木材で組み立てられた拘束器具で三角木馬をつくり、その上に結城さんをまたがらせ、挙手姿勢で両手を拘束した状態で、乳首クリップ引っ張り外し責めが行われます。
なお、作品のラストシーンでは、逆さ吊りされ、鞭打ちが行われます。ただし、鞭打ち脚や背中ばかりをめがけており、残念ながら乳房には鞭は打ち付けられません。
第3期蛇縛レーベルの解説はこちら
第2期蛇縛レーベルの解説はこちら
第1期蛇縛レーベルの解説はこちら
蛇縛レーベルのお勧め作品
コメント