【作品名】世にも巨乳な物語2
【出演女優】高梨美緒 永井亜季 黒木あみ 小柳あのん 石田ゆりあ 沙里奈ユイ
【監督】溜池ゴロー
【脚本】有頂天
【メーカー】KMP
【レーベル】ミリオン
【販売年月】2003年9月
KMP主催の「名監督ガチンコバトル」について
老舗AVメーカーの宇宙企画/メディアステーションが、インディーズが台頭しVHSからDVDの転換が進行する時代の流れの中での多角経営の一環として、2002年にKMPを旗揚げしましたが、KMP誕生当初には様々な斬新なイベントを実施しました。
その具体例の一つとして、「名監督ガチンコバトル」という催しがKMP主催で行われました。「巨乳」をテーマとして4人の監督にAVを制作を競わせ、レンタル版の回転率などによって勝者を決めるというコンペ企画で、優勝者の作品については、ミリオン・レーベルでシリーズ化することとなっていました。
このバトルには、4人の監督が参戦し、溜池ゴロー監督が「世にも巨乳な物語」、芳賀栄太郎監督が「巨乳デリバリーサービス」、高槻彰監督が「巨乳でエロい子見つけました」、秋秀人監督が「巨乳馬鹿一代」を制作しました。
このバトルの勝者は溜池ゴロー監督であり、約束通り、後日、シリーズの2作目がリリースされました。今回紹介するのは、名監督ガチンコバトルの勝者である溜池ゴロー監督が、バトル優勝後にバトル出展作と同様のテイストで制作した2作目の作品です。
「世にも巨乳な物語2」という乳房責め作品について
バトルで優勝した1作目と、今回取り上げる2作目とも、6人の比較的マイナーな企画AV女優を同時出演させ、あの手この手で、乳房をいじりまくるという点で共通します。両作品とも、いちおうドラマ仕立てとなっており、1作目は、通勤電車の同じ車両に乗っている全ての女性が巨乳、という妄想ワールドなどの設定、2作目では、カジノで大勝ちした客が1000万円獲得か巨乳プレイをチョイスする「爆乳ラスベガス」、巨乳フェチの男のアパートに爆乳の幽霊が住みつくファンタスティックな「巨乳霊」、爆乳娘達の乳房に拷問を加える「爆乳収容所」の3話が盛り込まれています。
タイトルや発想が「世にも奇妙な物語」のパクリであることは自明で、乳房フェチをターゲットとした作品ですが、この手の作品を面白いと高く評価する人がいる一方で、馬鹿馬鹿しくてくだらないと敬遠する人もいるかも知れませんね。
ところで、「世にも巨乳な物語」の第1作目、2作目とも有頂天氏が脚本を担っています。第1作目は有頂天氏らしさが欠如していましたが、2作目において有頂天氏の持ち味の乳房への苦痛責めが炸裂します。ちなみに、2005年には「新・世にも巨乳な物語」という続編的な作品がKMPからリリースされており、5人の巨乳女優が共演しています。こちらは溜池ゴロー氏ではなく秋秀人氏が監督で、乳揉みやパイズリなどのシーンは充実していますが、苦痛を伴う乳房責めを好む人にはお勧めできません。
「世にも巨乳な物語2」における乳房責めの説明に戻ります。第3話「爆乳収容所」において、6人の巨乳娘が、上下一体型の紺色の水着(スク水?)を着衣し水着の上部を腰の部分までズリ下げて乳房をむき出しになった状態で、横に一列に整列させられ、一人6~7発づつ、順に乳房平手打ちを浴びせられます。その後、2人づつのペアにわかれ、1組目の2人には乳首を強くつねったり、木製洗濯バサミで両乳首をクリップし、ヒモを引っ張って洗濯バサミを外す「乳房クリップ引っ張り外し責め」、2組目には、口にはボールギャグ、首には首輪、両乳房には「乳輪」(「にゅうりん」ではなく、乳房を皮革の輪っかで拘束する「ちちわ」)をつけて、四つん這い歩行の羞恥責め、3組目には2本の金属棒で乳首を挟んだり乳首を突っつく、などのプレイが行われました。
ただし、無名の企画女優の寄せ集めであり、顔面偏差値的に微妙な出演者もいますが、ともあれ管理人としては、6人全員に乳首ひねりや乳房クリップ引っ張り外し責めを実施していただきたかったです。だけど、苦痛を伴うシーンを毛嫌いする視聴者が少なくないというメーカーの判断で、これらのシーンは2人づつに限定したのかも知れません。
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