【作品名】A級乳犯 後藤聖子
【主演女優】後藤聖子
【監督】島村雪彦
【メーカー】クリスタル映像
【レーベル】グレース
【販売年月】2005年1月
クリスタル映像、「A級乳犯」シリーズについて
クリスタル映像は1984年創業の、国内で最も歴史ある老舗AVメーカーのひとつで、初期の頃は村西とおる監督や故・飯島愛さんの諸作品で一世を風靡するものの、90年代後半にインディーズメーカーが台頭してからは、業界における圧倒的な地位は喪失し、長期的低迷に直面していきました。
新興インディーズが、過激さを前面に出して破竹の勢いで急成長する中で、クリスタル映像はインディーズの過激路線に追従することなく、独自の方向性を模索しました。そのような中、生み出された大人気シリーズの一つが「A級乳犯」です。「A級乳犯」は、2000年から2008年頃にかけて計40作品ほどがリリースされましたが、美顔の巨乳AV女優を登用し、乳房を揉んだり揺すったり、パイズリなど、乳房をもてあそぶことにこだわったユニークなシリーズものでした。
「A級乳犯」シリーズでは、作品によっては、一部のシーンで、縄やロープ、ゴムチューブ、ボンデージ・ストラップで乳房を縛り、乳首・乳輪を吸引器で吸引したりローターで振動刺激したり、洗濯バサミを乳房・乳首にクリップするなどSMチックなシーンもあります。だけど、このシリーズは基本的に、マニアをターゲットとしたものではなく、女優に苦痛を与えることには忌避意識を抱く一般AVユーザー向けに企画・制作されているため、責めの強さは手加減されており、ガチな苦痛責めシーンはありません。作品の中には、数発程度、乳房を平手打ちするシーンもありますが、軽く掌を乳房に当てる程度のものであり、女優がそれほど痛みを感じるものではありません。
一方、本シリーズでは、「乳房ウェット&メッシー」と呼ばれるプレイが多用されています。これは、乳房にパイナップルをはじめとする果物やジャム、クリームホイップやチョコホイップなどを垂らしていじるものです。泥や絵具、金粉を塗りたくる作品もありました。「A級乳犯」シリーズに限らず、2000年代の巨乳・爆乳ものの作品で時々見かけましたが、管理人はこのようなプレイには全く興味無く、この手のシーンのどこに萌えるのか理解できません。
ちなみに「A級乳犯」シリーズの作品の大半は、島村雪彦氏が監督を務めています。島村雪彦氏は、初期のころは、クリスタル映像と同様に老舗AVメーカーである芳友舎(現在の「h.m.p.」)で美少女系AV作品を手がけ、2000年以降は主としてクリスタル映像で活躍しました。ソフトな美少女ものの作風が中心で、ハードコアや凌辱ものとは距離を置いていたようですが、シネマジックの緊縛SMものでも時々名前を見てきました。
「A級乳犯」シリーズの約40作品の中には、上述のとおり、乳房を平手打ちするシーンを包含したものが多々ありますが、大半は軽く掌を乳房に当てるようなレベルで苦痛を伴うものではなく、しかも数発程度打ち付けるだけです。しかしながら、管理人のカウントでは、本シリーズのうち3作品だけは、10発以上の乳房平手打ち責めが拝めます。今回からは、これら3作品を続けて紹介します。
超爆乳っ娘・後藤聖子嬢主演の「A級乳犯」
今回取り上げるのは、「A級乳犯」シリーズの1つ、後藤聖子嬢主演の作品です。後藤聖子嬢は1985年生まれで、2004年から翌2005年にかけてクリスタル映像専属AV女優として計10本ほどの作品に出演しました。聖子嬢といえば、身長は157㎝、Jカップでスリーサイズは110-64-95の超爆乳・巨乳輪っ娘で、巨乳・巨乳輪ファンの間では当時大人気を博しました。
聖子嬢出演作品はいずれも、持ち前の垂れ気味の爆乳をいじることに主眼を置いて制作されていますが、全般的にはソフトなトーンのものが多く、いわゆる凌辱系やハードコアプレイはNGだったようです。そのような聖子嬢の作品の中で、最もハードなプレイが行われたのが「A級乳犯」です。
聖子嬢の「A級乳犯」作品においては、彼女の爆乳を根元からタコ糸でぐるぐる巻きして、木製洗濯バサミで乳首をクリップしたり、ヒモで乳房を擦ったり、乳首ローターで振動刺激を与えるなどSMっぽいシーンも見られます。ただし、そもそも「A級乳犯」は本格SM指向のシリーズではなく、女優にガチの苦痛を与えることは回避する傾向にあり、一見、苦痛を伴うように見受けられるプレイがあっても過度な苦痛を受けないよう手加減されています。
本作品では、乳房平手打ちのシーンが3カ所あります。まずは、37分頃からのシーンで、「私の乳はデカ過ぎます」とセリフを言わされながら、ストッキング素材の黒色のアンダーウェアから曝け出された爆乳をめがけて、計70発ほど平手打ちされます。
また、57分頃からのシーンでも、垂れた爆乳を男が片手で受け止め他方の手で計30発ほど平手打ちが行われるとともに、プラスチック定規で15発ほど叩き付けられます。
さらに、1時間1分頃からのシーンでも、乳房平手打ちが40発ほど喰らわされるので、本作品では計140発ほどの乳房平手打ちが行われたことになります。
ちなみに、本作品における平手打ちの強度は、それほど強いものではありませんが、叩く音だけ聞くと強打のような印象を受けます。けれども、乳房を叩き付ける映像と音が一致しておらず、微妙にタイムラグが生じています。乳房を叩き付ける音が自然音ではなく、効果音であることはミエミエなので興ざめです。
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