はじめに
まずはインターネットでヒットした写真やイラストを、3点ばかり引用します。
1つ目は、のび太がしずかちゃんから顔面ビンタを喰らうイラストですが、見事な手形です。

2つ目は、2012年1月、吉本興業イベントでのNON STYLE・井上裕介の背中です。これについては、第6章で後述します。

3つ目は、2018年の土曜ナイトドラマ「ヒモメン」第6話での窪田正孝のビンタ痕ですが、これはさすがにメイク(ペインティング)であることがバレバレですね。

先日たまたまユーチューバーが互いにビンタし合い、もみじ手形づくりにチャレンジしているシーンを目にしましたが、もみじ手形を作るのは難しい、という結論でした。では、どのような条件下であれば、ビンタ・平手打ちの跡形としてもみじ手形が形成されるか、多くの皆さん興味をお持ちのことと思います。
本記事はちょっとマニアックですが皮膚科、形成外科、小児科(児童虐待対応で関わります)、法医学などの専門的見地から、もみじ手形の形成メカニズムを考察したものであり、ビンタ・スパンキング・平手打ちを受けた際のビンタ痕・平手打ち痕について徹底解説します。
皮膚の基本構造と平手打ち痕
結論の先取りになりますが、筆者は平手打ちの強さの強弱によって、皮膚が受けるダメージを次の4つに区分しています。
(1)マイルドな平手打ち
真皮にまで直接ダメージは及ばないが、真皮・乳頭層の毛細血管が拡張する
⇒平手打ちを喰らった部位が、薄らピンク色に染まる
(2)やや強い平手打ち
真皮・乳頭層にまでダメージが及び、毛細血管壁が部分的に破損する
⇒平手打ちを喰らった部位に、点状出血斑が見られる
(3)強い平手打ちの一撃
真皮・網状層の細動脈が拡張する(細動脈は直接的ダメージは受けていない)とともに、真皮・乳頭層の毛細血管壁が広範に損傷し、血液が漏出する(内出血)
⇒もみじ手形や二重条痕などの平手打ち痕がみられる
(4)激烈な平手打ちの連打
真皮・網状層の細動脈の血管壁が破れ、真皮内で内出血が広がる
⇒平手打ちを喰らった部位に、紫斑(青あざ)が生じる
以下の章で具体的に解説していきますが、「表皮」とか「真皮」、「乳頭層」「網状層」「毛細血管」「細動脈」といった用語について理解が必須ですので、基本情報として、皮膚の基本構造についておさらいしておきましょう。このあたりの知識がある方は、読み飛ばして次章にお進み下さい。
皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層で構成されています。模式図の出典は、川崎医科大学皮膚科・杉山聖子医師のWeb記事です。シンプルで判りやすい図なので、お借りしました。

表皮は、皮膚の最外層の0.2~0.5mm程度の薄い部位で、表層には角質層があり、体内の水分を保持し、外部から紫外線、化学物質、細菌などの侵入を防ぐバリア機能を担っています。表皮には血管は存在せず、真皮を走行する毛細血管から栄養や酸素の供給を受けています。
次いで真皮は、真皮は表皮の下に位置し、厚さは表皮の数倍から数十倍あります。真皮は乳頭層と網状層に区分され、乳頭層は表皮に食い込み、毛細血管や神経を通わせて表皮に栄養を供給したり、外部からの刺激を受容します。網状層は乳頭層よりも下層にあり、コラーゲンやエラスチンなどの繊維成分が網目状に並んでおり、皮膚を支える役割を果たしています。また、網状層には、細動脈や細静脈が走行しています。
細動脈や細静脈は、大動脈から枝分かれした細い血管であり、直径100〜200μm程度です。それに対し、細動脈から枝分かれし、末端部分で細静脈との間で網状につながり酸素や物質のやりとりを行うのが毛細血管で、こちらは直径5〜20μm程度です。
皮下組織は真皮の下にあり、脂肪組織が豊富で、体温の調節や衝撃の吸収を行います。毛包、汗腺、皮脂腺など皮膚の付属器官もこの層に分布しています。
このような皮膚の基本構造をおさえておくことが、ビンタ痕について理解する上で重要です。
毛細血管拡張によるピンク色の紅潮
ペチペチとそれほど力の入っていないマイルドな平手打ち・ビンタを繰り返し受けた場合に、当該部位が薄っすらとピンク色に染まることがあります。赤や紫色のオドロオドロしい色調ではなく、薄っすらピンク色に染まっている場合、早ければ数分程度、長くても1~2時間以内に元通り回復します。
前述のとおり、表皮には毛細血管は存在せず、真皮・乳頭層に毛細血管が存在しますが、平手打ちを受けた部位の毛細血管が一過性に拡張することによって、当該部位の血液量が一過性に増大して充血し、皮膚表面を肉眼で見るとピンク色に染まって見えるのです。
写真は、20年以上前に活躍したセクシー女優(という言葉は当時存在しなかったが)の星川みなみ嬢です。画質が悪くわかりにくいですが、溜池ゴロー監督のAV作品でマイルドな平手打ちを50発ほど受けた乳房が、ピンク色に染まっています。


顔面紅潮という用語がありますが、冬場に屋外から暖かい部屋に入ったときや、個人差がありますが飲酒後や極度に緊張したとき・恥ずかしい思いをしたときに頬が赤らむことがありますよね。これらは、温熱刺激やアルコール、交感神経興奮などがトリガーとなって、顔面皮膚の毛細血管が拡張することによって生じますが、弱い平手打ちでも同様の現象が発生します。この場合、平手打ちを受けた部位の表皮細胞が血管拡張誘導性の化学伝達物質(ケミカル・メディエーター)を放出し、毛細血管拡張を引き起こすのです。
ちなみに平手打ちのような叩打を受けなくても、それなりに力を入れて皮膚を繰り返し揉んだり(乳房の場合、いわゆるパイモミです)、指で皮膚を押しつけた場合にも、皮膚がピンク色に染まることがあります。この場合も、表皮細胞はマイルドな平手打ちと同様の物理的刺激を覚知し、血管拡張誘導性の化学伝達物質の放出により、一過性の毛細血管拡張による充血が生じます。
いずれにしても、皮膚にピンク色の紅潮が生じた場合は、真皮までは直接ダメージが及んでおらず毛細血管自体には傷はついていないので、血漿(血液の液体部分)や赤血球が血管外に漏出することはありません。
局所的な毛細血管損傷による点状出血
平手打ちを受けた部位に、局所的に真っ赤な斑点が点状に出現することがあります。これは、上述のピンク色に紅潮するような平手打ちよりもやや強度が強い外力が及んでいる場合に見られますが、真皮・乳頭層の毛細血管の壁が破れ、周囲に赤血球が漏れ出たことを示唆します。体外には出血しておらず、皮膚内部に留まる出血であり、いわゆる内出血(点状出血)が生じているのです。
写真は、伝説的な名作AV「巨乳テロリスト」において、乳房に平手打ちを浴びせられた川村智花さんの点状出血斑です。


ビンタ直撃部位に一致したもみじマークの叩打痕
比較的強い強度で、かつ、均等な力具合で平手打ちを受けると、平手打ち痕(英語では「slap mark」と言います)として手形や指の形が皮膚に残り、当該部位がヒリヒリ痛むことがあります。
お遊びで、長い定規やベルトで力いっぱい自分の足を叩いた経験のある方がいると思いますが、叩打部位に一致して、長方形のほそ長いの赤い痕跡がみられますよね。専門的にはパターン損傷と呼ばれますが、ビンタ痕もみじマークも原理は同じです。
その原理を掘り下げて紹介しましょう。比較的強い強度で平手打ちを受けると、その衝撃は皮膚の表皮のみならず真皮まで到達し、炎症を受けた真皮細胞から分泌されるケミカルメディエーターにより真皮・網状層の細動脈が拡張し、皮膚表面からは当該部位は赤く染まって見えます。また、真皮・乳頭層の毛細血管の壁が広範に破損して血管外に赤血球が漏出すると、その部位も皮膚表面からは発赤として観察されます。
ところで、長い定規やベルトで皮膚を叩くと、均一の赤い叩打痕がみられるのに対し、平手打ちでは、手のひらの形状に完全一致したもみじ手形のビンタ痕はなかなかお目にかかれません。
その理由は、定規やベルトの表面の硬さは基本的に均一であるのに対し、手のひらは部位によって皮膚・筋肉の厚みや弾力が異なり、また骨や関節のような硬い部位も存在し、平手打ちを被る部位に加わる圧力は必ずしも均一ではないからです。

この写真は、reddit投稿からの引用ですが、非常に興味深い手形痕です。発赤した部分がある一方で、肉厚の球部の部分や指の真ん中部分は、色が抜けて白くなっていますね。球部は肉厚のためクッションとして働き、当該部位は平手打ちを喰らっても皮膚はダメージを受けづらく、変色しないのです。他方で、指の真ん中部分で色が抜けているのは、次に述べる「二重条痕」という現象です。
二重条痕が形成されるビンタ痕
平手打ちを受けた場合に、指の真ん中部分は白くなっていて指の周囲が線状に発赤することがあります。打ち付けた指の中心部が蒼白色で、赤一色のきれいなもみじ手形になっていないことをネガティブにとらえる必要はありません。医学的には、これこそが教科書的というか典型的な美しい平手打ち痕であって、専門的には「二重条痕」と呼ばれるものです。
写真をいくつか紹介します。
1つ目は、2011年秋の朝ドラ「カーネーション」の伝説的名シーンですが、主演・尾野真千子さんが父役の小林薫氏からビンタを喰らい、左頬に痛々しい二重条痕が形成されました。

2つ目は、2012年にアントニオ猪木から闘魂ビンタをプレゼントされたサイボウズの青野慶久社長で、こちらも左頬に二重条痕が形成されています。

3つ目は、爆乳セクシー女優・南畑颯花(愛称:くまり)さんです。先日、本サイトでこのシーンが登場するAV作品を紹介しましたが、激しい乳房平手打ちの一撃を食らい、右乳房上部に二重条痕が形成されています。


4つ目は、20年以上前に活躍したAV女優・桜井風花さんですが、AV男優・加藤鷹氏から受けたスパンキング痕で、左尻に二重条痕が見られます。

さて、本記事冒頭に載せている井上裕介氏のビンタ痕をよく見ると、第2指は変色していませんね。さらにじっくり凝視すると、第1,3,4指にも無変色の部分があるようです。当該部位の外側の線状・帯状の発赤の部分が二重条痕です。このように二重条痕が形成されていることは、背中の部分の紅葉マークがペイント(演出のためのメイク)では無く、実際に井上氏が背中に強い平手打ちを喰らったことの何よりの証拠と言えるでしょう。余談ですが、法医学者たちはこのような細部に注目して、死因を究明したり死者の身元や犯人を特定しているのです。


二重条痕は、棒状の尖っていない比較的硬い物体(鈍体)で叩打を受けた際に形成される皮膚の傷で、直接叩打を受けた部位は血管壁が圧迫され蒼白になり、叩打部位をまたぐように押し出された血液が2本線のように漏出することで生じます。
二重条痕の模式図を、福島弘文著「法医学」(南山堂)から借用掲載します(一部加工)。

平手打ち(ビンタ、スパンキング)によって、二重条痕が形成されるのは、指の骨や関節が鈍体として、打ち付けられた皮膚の毛細血管を圧迫し、叩打部位に並行してその外側に線状・帯状に内出血するからなのです。
なお、二重条痕の2本線は、2回の叩打で形成されるのではなく、あくまでも1回の打撃により、中央部の蒼白部位の周囲に並行して形成される出血痕であることに留意が必要です。
峻烈な平手打ちによる紫斑形成
ガチに峻烈な平手打ち(ビンタ、スパンキング)を繰り返し受けた場合に、当該部位が紫色や黒色に変色し、専門用語で「紫斑」、一般用語で「青あざ」ができることあります。
これは平手打ちにより、真皮の比較的深い部位にある細動脈が損傷を受け、比較的多量の血液・赤血球が血管外に染み出し、赤血球の中のヘモグロビンで色づいたものです。
この写真は、20年ほど前の制服女子校生緊縛SMシリーズ「インモラル天使」に出演した真鍋あや嬢の乳房ですが、激しい平手打ちを喰らった乳房に紫斑が形成され、見るからに痛々しいです。


平手打ちにより紫斑が形成され紫色や黒色に変色すると、このまま後遺症として色が残ってしまうのではないかと気になりますよね。でも、過度な心配は不要です。血管から漏出した赤血球は、マクロファージというお掃除細胞によってパクっと貪食され、分解されていきます。その過程で、ヘモグロビンはビリベルジン、ビリルビンへと分解され、皮膚を肉眼で観察すると緑、黄色と変色しますが、おおむね1~2週間以内に変色は消失するのでご安心ください。
乳房にガチな平手打ちが浴びせられ、痛々しい紫斑形成の痕が残るおっぱいを堪能したい性癖をお持ちの方には、こちらのブログ記事をお勧めします。
平手打ちによる血管損傷以外の皮膚症状
ここまでは、平手打ちによる血管損傷による内出血について説明してきましたが、それ以外の皮膚症状についても参考までに紹介します。
真皮の網状層にまでダメージが及ぶほどの強い力で平手打ちがなされた場合、平手打ちを受けた皮膚の表皮が摩擦により削り取られたり、せん断力が作用し、擦過傷(すり傷)ができることもあります。擦過傷の傷が、真皮・乳頭部にまで達すると、毛細血管を破損し外出血が生じます。(一般論として、すり傷で出血が生じていないときは、傷が表皮に留まり、真皮・乳頭部の毛細血管は損傷いていないということです。)
爆乳セクシー女優・南畑颯花(愛称:くまり)さんは、上述AVでご自慢の爆乳が残酷に緊縛された上に怒濤の平手打ちを繰り返し浴び、擦過傷で傷だらけになり、わずかですが外出血も生じています。


また、平手打ちが刺激となって、皮膚のマスト細胞から分泌されたヒスタミンなどの化学物質によって、平手打ちを受けた部位に蕁麻疹(ミミズ腫れ)やかゆみが一過性に生じることもあります。ヒスタミンなどの化学物質は、痛み刺激を脳に送る神経伝達物質としても作用します。
ガチな平手打ちにより、真皮にまで平手打ちの損傷が及んでいる場合には、炎症反応によって表皮と真皮の間に組織液が貯留し、やけどや靴擦れの痕と同じように、水泡(みずぶくれ)ができることもあります。
ここで挙げた皮膚症状についても多くの場合、おおむね1~2週間以内に完全回復し、症状が残存することはありません。
あなどれない顔面ビンタの深刻な合併症・後遺症
尻(臀部)や乳房、背中、足などに平手打ちを受けた場合、通常は痛みや皮膚症状以外に大きな合併症が生じることはありませんが、要注意なのは顔面ビンタです。
※ 強力な拳骨の殴打を受けると、体のありとあらゆる部位で骨折や内蔵障害が懸念されますが、平手打ちは叩打ち面の表面積が広く衝撃が分散されることや、叩打を受ける部位の筋肉や脂肪が緩衝剤になるため、通常は、拳骨殴打ほどの臓器症状が出ることはありません。もっとも、尻や乳房などの部位であっても、超猛スピードで平手打ちを受けた場合には、物理学的にかなりの衝撃力を受けダメージが体の奥まで進達し、重篤な臓器症状を惹起する可能性が否定できません。
顔面ビンタされた場合、打たれ具合(部位・角度・強度など)によっては、皮膚症状以外に、深刻な合併症・後遺症が出ることがあるので、注意を促すべく参考までに追記しておきます。
比較的頻度が高い合併症が、鼓膜穿孔(損傷)です。平手打ちが耳を直撃した場合、その衝撃圧で鼓膜が破れ、難聴、耳鳴り、耳の痛みなどの症状が出現します。耳鼻科の論文では、平手打ちによる鼓膜穿孔の左右差について報告されてきましたが、加害者が右利きの頻度が高く、被害者の左頬を叩打するからという、至極当たり前の考察がなされています。
平手打ちが鼻を直撃すると、鼻粘膜が傷つきしばしば鼻血が出ます。叩打力が強いと、鼻骨骨折をきたすこともあります。
頬骨、あごの骨、目の周りの骨などに骨折が起こることもあります。目の周囲の眼窩底骨折により、物が二重に見える(複視)、視力低下など様々な眼科症状を併発する可能性もあります。
ガチなビンタで頬の部分を走行する顔面神経を損傷すると、顔面神経麻痺を生じ、口から飲食物の摂取が困難になったり、閉眼が困難になったりするリスクもあります。
さらに、頭部への衝撃により脳震盪や頭蓋内出血が生じる可能性も否定できず、頭痛や吐き気、意識障害などをきたすことも懸念されます。下の写真はちょっとドギツイですが、吉田佐保里選手の実家道場に通う6歳児が体罰で平手打ち3発を受け、脳震盪をおこし失神した、という雑誌フライデーの記事からの引用です。

加えて、ビンタ後遺症として心理的影響についても考慮が必要です。恐怖心などからビンタを受けたことが重いトラウマ(心の傷)となって、ビンタを行った者との信頼関係が崩れたり、人間不信になったり、深刻な心的外傷からうつ病の発症、フラッシュ・バックやパニック障害をきたすこともあります。
平手打ち痕の鑑別疾患
医師が病気の診断を行う際に、当該疾患と類似の症状が出るので間違えないように注意を要する病気のことを「鑑別疾患」と言います。本稿の最後に、平手打ち痕の鑑別疾患として、平手打ちを受けた場合と似たような皮膚の所見が生じる現象・病気を幾つか紹介します。
この2枚は、2人の子育てママさんのブログからお借りした写真ですが(プライバシー保護のため、目の部分はマスク加工しています)、どちらもお子さんの頬には、ビンタ痕のような手形がついています。


児童虐待の疑いありとして、危うく児童相談所通報されかねないような見事な手形ですが、これらはビンタの痕ではなく、ママの手のひらを枕にしてスヤスヤと寝ているときにできた寝痕(圧迫痕)のようです。
ビンタ痕のようなもみじマークの寝痕には、2つの機序が考えられます。1つは、ママの手のひらに密着していた頬の皮膚が頭部の重みで圧迫され、当該部位の細動脈が長時間圧迫され血流が流れにくくなっていた⇒起床後圧迫が解除された⇒下流部分にまで十分な血液が提供されるよう一過性の反応として毛細血管や細動脈が拡張したことによって、皮膚表面が肉眼では赤く見えるというものです。
もう一つ考えられるもみじマーク寝痕の機序としては、寝ていた子ども自身の頬の寝汗、またはママさんの手のひらの部分からにじみ出た汗に対する「接触性皮膚炎」の反応としての発赤も想定されます。
別の病気になりますが、「平手打ち様紅斑」というれっきとした医学用語が存在します。別名「掌様紅斑」「スラップドチーク症候群」とも呼ばれますが、ヒトパルボウイルスB19感染症(伝染性紅斑)に感染した子どもの両頬には、鮮やかで境界のはっきりした赤みが現れます。かつては「リンゴ病」と俗称されていましたが、リンゴ業界から風評被害を招くと抗議を受け、医学界でこの用語は用いられなくなりました。
また、上述しましたが、冬場に屋外から暖かい部屋に入ったときや飲酒後、極度に緊張したとき、恥ずかしい思いをしたときに頬が赤らむ一過性の顔面紅潮もビンタ痕の鑑別疾患と言えるでしょう。さらに専門的には、酒さ、全身性エリテマトーデス(SLE;バタフライ・ラッシュ)などの膠原病、クッシング症候群(ムーン・フェイスの赤ら顔)など鑑別すべき疾患や症状を挙げだすとキリがないので、このあたりやめておきます。
おわりに
長文記事でしたが、いかがでしたでしょうか。ビンタ・スパンキング・平手打ちで形成される皮膚の症状などについて、細胞組織レベルでのメカニズムを踏まえた詳説は、この記事がたぶん本邦初だと思います。
ヤフー知恵袋やアスクドクターズなどの質問サイトを見ると、育児ストレスなどからつい子どもにビンタしてしまい、自責の念にかられながら、子どもに後遺症が残らないか心配する切実な書き込みを時々見かけます。
おそらく、このような悩みを持つ方が本記事を閲覧されることもあろうと思いますので、改めてお伝えしますが、顔面ビンタによって皮膚自体に後遺症が残存するリスクは低いので、過度な心配は無用です。しかし、顔面ビンタは顔面の諸器官に深刻なダメージをもたらしたり、トラウマの原因にもなるので、衝動的に子どもに手を挙げたくなっても、顔面ビンタは絶対に回避すべきです。てか、そもそもリラックスした子育てを目指しましょう。
とか、ガラでもなく真面目なことを書きましたが、そもそもこのサイトはビンタ・スパンキング・平手打ちマニアのような方々を対象としたアダルトブログでしたね。
信頼関係のあるパートナーとリアルなビンタ・スパンキング・平手打ちプレイを行う際や、アダルトビデオで当該シーンを見るときには、本記事の情報を参考に、皮膚にどのような傷痕ができているかをじっくり観賞してお楽しみください。

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